【Title】: FORTUNE ARTERIAL | 【ブランド】: オーガスト | ||
【ゲームタイプ】:学園ADV | 【発売】: 2008/01/25 | ||
【属性】:妹系・同級生・幼馴染・ロリ | 【種別】:萌え系、純愛系 |
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【スタッフ】 ■シナリオ : 榊原拓/内田ヒロユキ/安西秀明 ■原画 : べっかんこう 【体験版等】 メーカーサイト(オーガスト)から 体験版、BGM、ムービーがDL可能 【Amazon】FORTUNE ARTERIAL 【Amazon】”オーガスト”で検索 |
【キャスト】 千堂 瑛里華: 観村咲子 東儀 白: 姫川あいり 紅瀬 桐葉: 楠鈴音 悠木 かなで: 雛見風香 悠木 陽菜: 鷹月さくら 【参考】 DFORTUNE ARTERIAL 攻略 【デモ館】 FORTUNE ARTERIALデモムービー |
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【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】 | |||
【人気投票率】: 実施中 | 【地雷投票率】: 実施中 |
【レビュー】 | 【執筆】: 夢求 さん | ||
【シナリオ】 | 【評価】: 75 点 | ||
(ストーリー紹介)※オフィシャルサイトより 世の中にいい冗談と悪い冗談があるなら100パーセント悪い冗談だと思う。転校先の学院。隣のクラスに吸血鬼がいた。だいたいね、人の首から血を吸うなんて今時エレガントじゃないの──常識でしょ? みたいな表情で、今日も彼女は言うだろう。知り合ってからというもの、すべてが彼女のペース。俺が求めていた生活は、もっとこう……なんてぼやいてみても後の祭り。平穏無事な学院生活は、すでに消えてしまった。それでも、なぜか胸が高鳴ってしまうのは。こんな毎日は、修智館学院以外のどこにもないと心のどこかで確信できているからかもしれない。 |
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(コメント) 決して悪くないシナリオ。でもちょっと物足りなさを感じましたね。 普通に新参の企業がこのシナリオを出したら「おお!これは先が有望だ」と思うんでしょうけど、業界大手のAUGUSTが出すにはもう一押しのシナリオが欲しいところでした。グラフィック関係が業界でもトップレベルの出来ですからシナリオでもそれを求めてしまうのは仕方がない傾向か。シナリオの出来で言うと前作の「夜明け前より瑠璃色な」のほうが良かったかも。 各キャラルートについて。 個人的評価は 「 桐葉 << 他4名 ≦ トゥルー 」 といったところでしょうか。悪くはないんですけどねーどれも。でもここがいい!ってところもないのは事実。要は普通すぎるのかもしれません。 桐葉は裏設定上、トゥルールートのために多くは語れないためにかなり不完全燃焼で終わるのは必然なんでしょうけど残念に思ったのは否めない。他のルートもトゥルーの伏線を散りばめながら結構綺麗に纏めてるんですけどやっぱりちょっと物足りないんですよねー。萌えはしますよ? でもどこか普通すぎる。キャラクター、BGM以外で何か惹かれる要素がシナリオに欲しかったと思います。贅沢言っているのは分かってるんですけどね・・・・・・そう思わずにはいられないほどのキャラクター、その他の出来なんでバランスが(ノ∀`) 悪くない、悪くないんですよ。でも物足りないんです。レベルの高い要求だと思いますがAUGUSTさんにはそこらへん頑張って欲しいと思います。 @個人的な要望とか戯言とか異次元ワールドとか。 <激ネタバレ>伽耶ルートが欲しかった(爆 いやだってあのかわいさはやばいですって(爆爆 実際に年上で年上口調なのに外見と特に性格が年下とかかわいすぎませんかあのキャラ(*´Д`) なんて保護欲の掻き立てられるキャラなこと! 設定上ルート確保が難しいのが悔やまれるw<激ネタバレ> |
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【システム】 | 【評価】: 90 点 | ||
■システム(機能) ・Hシーン回想 ・CG回想 ・ボイスカット・個別調整 ・エフェクトカット・調整 ・メッセージ速度調整 ・オートモード・速度設定 ・未読スキップ ・クイックセーブ&ロード ・バックグラウンドでの動作 ・サムネイル(セーブ/ロード画面) ・ウィンドウモード(800x600) ■システム(コメント) 不自由に感じるところは全くなし。 セーブはサムネイルで見やすいですし、スキップ速度もそれなり。 選択肢があれば自動でポインタが移動しますし結構いたせりつくせり。 |
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【サウンド】 | 【評価】: 95 点 | ||
全41曲のサウンドにイメージソング、OP、各キャラEDあわせて6曲のボーカルソング。(キャラEDで重複有) 何よりもこのシナリオのボリュームに対してBGMの数が41曲もあるというのがまず驚きます。 良くこんなに作ったよな(;´∀`) オーガストらしい軽快でアップテンポなBGMに伝奇らしい不安を煽るようなBGM全て使いこなされていたように思います。OPもイメージソングもオーガスト作品共通のこれでもかというくらいのアップテンポで聞いてるこちらを楽しくさせてくれますよ。これは良サウンドでした。ハイレベル。 私のお気に入りはBGMで「ひとりじゃなくて」。ボーカルソングで「赤い約束」。 前者は桐葉のキャラクターソングでこれがかなりいい出来です。これは是非聞いて欲しいところ。 桐葉の印象にベストマッチしてるうえにずっと聞いてて飽きない上にすごい印象に残るBGMですよb 後者は<微ネタバレ>英里華ルートED<微ネタバレ>。 イントロ長いんですけどAメロ、Bメロのピアノがやば痺れます(*´Д`) |
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【グラフィック】 | 【評価】: 98 点 | ||
全183枚のCG(内、立ち絵 : 64枚)。全て差分除く。以下個別には 英里華 : 18枚 白 : 15枚 桐葉 : 15枚 かなで : 14枚 陽菜 : 15枚 かなで &陽菜 : 2枚 その他(集合CG、小物等)。 グラフィックの出来いわずもがな、ハイレベルです。イベント絵、立ち絵、背景、全てにおいてレベルが高いです。 さすがべっかんこう氏、と言ったところでしょうか。 ボリュームも申し分ないかと。要所を押さえてますし、立ちキャラは良く動きますし。 総合的に見ても100点に近い出来ではないかと思います。 キャラクターについて。 かなでが特に秀逸かと。 かなでの元気パワーはほんとすごいw こっちまでほんとに元気になってきますよw ストーリーのテンポアップにもかなり貢献してます。これは良・・・・・・いえ、超キャラです。いろんな意味で(笑 |
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【実用関係(グラフィック、他含む)】 | 【評価】: 90 点 | ||
■実用(シーンの種類) ・ラブラブ ・フェラ ■実用関係(コメント) その他パイズリ、目隠し、野外、スク水、水着、3P、ブルマ、お風呂、裸エプロン、メイド服 などのシュチエーションも有。(キャラ全員に同じシュチがあるわけじゃないことに注意) 英里華、白、桐葉 : 各4回 かなで、陽菜 : 各3回 かなで&陽菜 : 1回。 いや、これは満足いった人が多いと思いますよ。シナリオよりキャラで売り出してるだけあって結構内容が濃いです。シュチエーションも豊富で特に否定要素はないかな。ただ、実用重視で買った人には物足りない出来なのかも。あくまで他重視で買った人の視点から言えばちょうどよかったと思います。ボリュームも多からず少なからず。 |
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【総評】 | 【評価】: 88 点 | ||
この出来で期待通りに面白いと言えないのは心苦しい限りなんですが(ノ∀`) 『 キャラのレベルが高すぎてシナリオが追いついてない 』 というよりは 『 シナリオがキャラを活かしきってない 』 と言ったほうがいいでしょうか。やっぱりシナリオとキャラクターに多少の温度差があるのは否めないようでして(つД`) 買って後悔する人は少ないでしょうが 「 オーガストならもうちょっとやってくれると思った 」 と感じる人もいるかと。 作品を会社の枠で見たくはないんですが、このキャラクターの出来がある以上もう一段上のシナリオが欲しいとは思いました。前作の 「夜明け前より瑠璃色な」 が結構キャラクターを活かしたシナリオだっただけに余計に物足りなさを感じたのかもしれません。シナリオ面でも言いましたが決して悪くないんですよ。AUGUSTだからこそ頑張って欲しい。ほんとそこに尽きると思います。・・・・・・ほんと悪くはないんだよなーこれ・・・・・・w そんなもうちょっと頑張って欲しい!という思いを込めて平均より1点ほど減点してます。 |
【感想】 | 【執筆】: reekさん | ||
「月は東に日は西に」から約一年、「オーガストファンBOX」からさらに約一年後に出た「夜明け前より瑠璃色な」からおよそ2年半弱の月日を経て登場した今作「FORTUNE ARTERIAL」。補正を抜きにした正直なところで言えばあまりいい内容だったとは思えませんでした。・・・ただこれが「2006年度末までに出ていれば」評価はまた違ったのでしょうが、不作と云われた2007年という1年の期間であってもこの作品の出来にとっては十分長かったではないかと思いました。 <シナリオ> 全体を通して見ると他のルートたちを生贄にして本命のルートを面白く見せたというのが率直な感想になるのでしょうか。もう少しヒロインたち一人一人を大切にして丁寧に見せてもよかったのではないかという思いもあり、内容にこだわり過ぎて若干自爆しているというか、設定にこだわりすぎてキャラを活かしきれていないというか、そこら辺が残念なところ。そして2年半弱のサプライズを本当に狙うなら本命ルートを一つに纏めて「島の力」を話の核にした○○ルートでこの物語を完結させるべきだったのではないかと思いました。 <その他> CG枚数が各キャラとも個別2〜3枚ほど少ないと思えたのはホエホエさんのSDCG欄がなかったからなのか判りかねますが、前作に比べ繊細になった印象を得ましたが枚数はやや不足気味。演出として背景の明るさによって立ち絵の陰影具合が変わるのは良かったのですが、それだったらテキストウインドウの顔絵部分の陰影も統一して貰いたかった。設定は前作とおそらく同じ、音楽はボーカル含め無難にこなしていたと思います。 全部の要素を総じて見れば作品、製品として平均点は間違いなくいっていると思います。ただ2年半弱という期間と前作の出来を比べてしまうとそれほど良くなったという印象は拭えないかもしれません。・・・私的には、キャラクターを活かしこだわり王道の中にも少しだけ丸く尖った部分が紛れ込んでいるオーガスト作品を所望していたわけですが、どうでしょうか。・・・この手の作風路線で評価するなら創り込みがまだ甘いと言ったところになるのだと思います。 |
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