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 【Title】: あかね色に染まる坂  【ブランド】: feng
 【ゲームタイプ】:ドラマティックADV  【発売】: 2007/07/27
 【属性】:ツンデレ・姉系・妹系・同級生  【種別】:萌え系・純愛系・実用系

【スタッフ】
原画:和泉つばす、涼香、なちゅらるとん、
   澤野明(ミニキャラ)
シナリオ:サイトウケンジ
主題歌:橋本みゆき

【関連】
JANコード:4560100338077

あかね色に染まる坂 攻略
あかね色に染まる坂 デモムービー(デモ館)

【体験版等】
メーカーサイト(feng)から体験版、
デモ、主題歌がDL可能。


【キャスト】
片桐 優姫 :  風音
長瀬 湊 :  水沢光
霧生 つかさ :  本山美奈
白石 なごみ :  みる
椎名 観月 :  森谷実園
橘 ミコト :  佐本二厘

【Amazon】あかね色に染まる坂
【Amazon】”feng”で検索
 【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】
 【人気投票率】: 146票/26.5%  【地雷投票率】: 23票/12.0%



 【レビュー】  【執筆】: 空 さん
 【シナリオ】  【評価】:      82         点
(ストーリー紹介)※オフィシャルサイトより

金持ち学校とはいえ進学校、そろそろ受験の話も出てきた2年生の秋。
学園に準一の許嫁という「片桐優姫」が転校してくる。

だが二人の出会いの形は最悪で、準一は優姫にとことん嫌われてしまい、
準一もまたその態度に、優姫のことを嫌ってしまう。
だが、関係を壊すのをよしとしない互いの親の命令で次の学年まで
何度もデートをすることを義務づけられる。
そして、それでも心が全く動かないなら婚約は破棄してもいいというお話へ。

とっきにくいところはあるものの、そのキャラクターや立ち振る舞いで姫という
あだ名を得て、クラスでの話題と人気をさらう優姫。
優姫との学園生活が始まり、様々などたばたが巻き起こる。
穏やかだった生活はいったいどうなってしまうのだろうか?

(コメント)

【シナリオ】80点

全22〜26話で構成され、有無を設定で変えられますが毎回OPが流れたり予告があったりと、
アニメや昼ドラの様な感覚になっています。
19話か20話辺りで話ごとのタイトル名が変わるので、そこまでが共通ルートだと思います。

どのヒロインも共通ルートの中である程度主人公のことを好きになり、付き合い始めてルート分岐後に何らかの
障害が生まれ、付き合い続けることが危うくなるという展開がメインです。
メインヒロインの優姫との婚約と、主人公の親や優姫の親とそれに関係する企業などの裏事情が常に関わってき
ます。一言でいえば、権力のある親の下で人生を抑制されることを良いと思わない主人公やヒロインのお話です。

他の学園ものと一風した設定を楽しむことができますが、シナリオの出来には差があったように感じ好きな順は、
なごみ>優姫>その他で、優姫シナリオは終盤の演出不足、他のシナリオではご都合的なところや主人公の努力が
見れないなど思うことは多々。

上記通り、ヒロインは共通ルートの中で主人公に引かれる様子が描かれていますが、主人公の感情の変化は
ルート分岐後になるので変化の過程が短時間で曖昧でした。中には自己暗示での誤魔化しもあります。

個別ルートよりも共通ルートの方が面白さを感じたので、共通を長めにして一人クリアするととんとん拍子に
コンプリートできるのはむしろ良かったと思います。

終盤は全体的にキャラ同士で、「楽しかったぞ!」「感動した!」など言い合うことで盛り上げていた感じがするので、
このノリが合わないと、最後にテンションが上がりません。

僕の好きな日常系ではなく常に話が進む物語系で、なごみと湊は結構好きになれたので残念でした。

【キャラクター】90点

ヒロインもサブキャラもなかなか濃さがあります。
が、それを演出面で生かしきれなかった感じもしました。

優姫はツンデレ、湊はどちらかと言うとクーデレに近いと思いますが、どちらもツンとクールばかり
イメージが残りデレの印象が薄いです。
キャラ的にデレが薄いだけでなく、実用シーン以外でデレを強調できるイベントと演出が少なかったことが原因で、
ヒロインとの間に変化が出てきた頃から話が動き過ぎたように思います。
それ以上の姿はゲーム後の想像にお任せしますということでしょうか。
なごみだけは変化を強調させるイベントが多く内容もあるので、総合的にはこちらの方が楽しめました。

共通ルートでは冬彦の話で楽しめましたが、続きはまた今度みたいな形で聞きたい話がスルーされるのは少し残念です。

【演出】75点

話ごとの最後(次回予告の手前)にヒロインなど他のキャラの視点から見たストーリーを見ることができ、
一度クリアした後もう一周すると、その視点をさらに増やすなど工夫されています。
主人公には分からない(知らない)ヒロインたちの気持ちや行動を知りながら話を進められるというもので、
傍観者として楽しむには面白い演出です。
主人公目線で楽しんでいる方には痛いかも知れませんし、選択式なので見ないで進めるのも一つの楽しみ方だと思います。

各項目でだいたい書きましたが、他を言うと全体的に主人公に高い理想を求めすぎて心が冷たい印象が残りました。
ヒロインにしても、主人公がどんな人になろうと好きでい続けるくらいの気持ちが愛だと思うのですが。

 【システム】  【評価】:      85         点

■システム(機能)

・Hシーン回想
・CG回想
・ボイスカット・個別調整
・エフェクトカット・調整
・メッセージ速度調整
・オートモード・速度設定
・未読スキップ
・クイックセーブ&ロード
・サムネイル(セーブ/ロード画面)
・ウィンドウモード(800x600)

■システム(コメント)

スキップとオートを同時に選択できたのがよかったかな。
全体的に普通ですが不都合に感じることは少ないです。

ウインドウがあれなので、フォントの字体や色を変えられたり、ウインドウの色を変えたりしたかった。
右クリックの割り当てはなし。

 【サウンド】  【評価】:      76         点

【ボーカル曲・BGM】70点

いつもシリアスな部分で流れる「Sunset Dark Red」というBGMが印象に残っていて、この曲がなければ世界感が
半減していたくらいに思います。
音質はいいですが、サウンドトラックが出ても欲しいと思える内容ではありませんでした。

【声優】85点

ヒロインの性格と外見に特徴がありますが、声はバッチリ合っています。
ただ、それを生かすイベント&演出が実用以外では少ないのでこの点止まりです。

 【グラフィック】  【評価】:      75         点

優姫20、湊20、つかさ14、なごみ17、観月14、ミコト14、その他1、合計86枚です。
実用シーンで使われている枚数はどのキャラも9枚前後なので、引いた数がシナリオのイベントで使われた
数だと思って頂ければ問題ありません。
つかさとミコトはともかく、観月が14枚というのは少ないですね、シナリオ的にも見せ場の少なさが
現れていると思います。

立ち絵と人物CGは世界感を感じれる丁寧な作りで、幅広い属性に対応していそうな絵ですが、背景に寂しさを
感じました。(活動が活発だという生徒会室のホワイトボードに何の記載もないのはいかがなものかと)
行動範囲の広い物語ではないので、力を入れて欲しかったところです。

優姫のイベントに関しても共通ルートでCGを入れて欲しかった場面が多々ありますし、このシナリオで終盤を
盛り上げるならアニメーションくらいの要素が必要だったように思います。

あと、もちろん主観ですがテキストウインドウは悪いの分類に入ります。
白色をしていて、透明度の調整はありますが、濃くすると後ろのCGが見にくく、薄くすると字が読みにくいです。
さらに既読文は字が薄く(灰色に近い)なり後ろが白なのでさらに読みつらくなります。
そもそも、CGに白いもやがかかったようになるのは見やすさ以前に絵的に悪いと感じました。


 【実用関係(グラフィック、他含む)】  【評価】:      85         点

■実用(シーンの種類)

・ラブラブ
・フェラ
・アナル

■実用関係(コメント)

ミコトは3シーン、それ以外のヒロインがシナリオ中に3シーン、クリア後におまけで1つ見ることができます。
個人的に使えるシーンはなかったですがいい出来だと思います。
シナリオ重視のゲームにしては量も多めで、場所・服装・体位ともにバリエーションがあります。

制服と私服以外の衣服をピックアップ

<少しネタばれ>

優姫  メイド服
湊   スク水、バスタオル(プレイ前)
観月  裸エプロン
ミコト ビキニ(プレイ前)


<ネタばれここまで>

アナルプレイはミコトのみ、つかさ以外は服なしのシーンも1つずつあります。

ただ、シナリオ中のシーンも終盤の話ごとの後に選択して見る形になるのは微妙でした。
移植時のカットのし易さを考えたようでなりません。

 【総評】  【評価】:      81         点

世界感に力を入れているので、学園ものに飽きつつある方も楽しめるように思います。
キャラと雰囲気は良いので、シナリオの細かいところを気にしなければすんなり楽しめそうです。
ファンタジーな設定はミコト以外ほとんどないですが、キャラの行動は現実味が薄いものが多いので
現実的なリアリティを求める方には合わなさそうです。
妹の湊は大人びた性格をしていて、上位人気の妹キャラとは少し違うので、普段妹に萌えなくても
好きになれる人が多いかも知れません。
たくさん出回っておりこれからも値段が上がることはないと思うので、絵を見て興味をもたれた方は是非。

個人的な感想としては、キャラ萌えに徹した作品ではなく演出も微妙だったので、ヒロインは
好きになりましたが消化不良になりました。
アナザーではなくアフターでファンディスクを望みます。




Asyuさんもこのタイトルのレビューを書かれています ⇒ こちら


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