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 【Title】: タユタマ -kiss on my deity-  【ブランド】: Lump of Sugar
 【ゲームタイプ】:恋する乙女の神通力ADV  【発売】: 2008/07/11
 【属性】:妹系・同級生・幼馴染  【種別】:感動系・萌え系・純愛系

【スタッフ】

原画 : 萌木原ふみたけ
シナリオ : 史方千尋
音楽 : 大川茂伸

【体験版等】
メーカーサイト(Lump of Sugar)から
OPムービー、体験版等がDL可能

【Amazon】タユタマ -kiss on my deity-
【Amazon】『Lump of Sugar』で検索


【キャスト】

泉戸 ましろ:松田理沙
小鳥遊 ゆみな:青戸由羽
如月 美冬:三咲里奈
河合 アメリ:花野香

【参考】タユタマ -kiss on my deity- 攻略

【デモ館】タユタマ OPムービー

 【Gamer's Square月別人気・不人気投票データ】
 【人気投票率】: 39票/13.1%  【地雷投票率】: 12票/12.2%



 【レビュー】  【執筆】: Asyu さん
 【シナリオ】  【評価】:      64         点
(ストーリー紹介)※オフィシャルサイトより

主人公・泉戸祐理は八衛神社の一人息子。
バイクや、自転車いじりが好きで、一級整備士か設計開発の仕事に就きたいと考えているが、実家である
神社のことでも迷っていて、明確な目標にはなっていない。
定まらない将来に漢たる不安を抱きながらも、友人の河合アメリや要三九朗らと共に、創聖学院での学生
生活を謳歌していた。

そんな彼が最上級生になる直前、春休みのこと。
学院で行われていたグラウンド拡張工事の際、奇妙な遺跡が出土する。
偶然その場に居合わせた祐理は一人、全く違う方向で遺跡に興味を抱く。
実家の神社でしか見たことがなかった一風変わった文様が刻まれていたのだ。

八衛神社には『たゆたゆ様』と呼ばれる神様の伝説があった。
それは周辺地域一帯の守護神だが、粗末に扱えばとんでもない災害をもたらすというもの。
出土した遺跡にも『太転依(たゆたい)』と読める文字が刻み込まれている。
さらに、遺跡一帯で飛び回る小さな小さな物の怪までも発見してしまう。

祐理、アメリ、三九朗は、出土した遺跡の扱いを間違えれば大変なことになるのではないかと危惧するも、
神主の父親ですら迷信だと一蹴、担任教師や学院の理事なども取り合ってくれない。

やがて、遺跡に対する科学鑑定の結果が出る。
『学術的には無価値』
破壊するか移転するかについて結論は検討の余地を残していたが、工事は続行されることになった。
新学期の始まりまでにグラウンドの拡張工事は終了するというスケジュールは不変。

これに危機感を覚えた祐理は夜、アメリや三九朗と共にひそかに学院に忍び込み御魂移しを行おうとする。
仮に遺跡が破壊されても、そこに宿る神様には失礼のないようにという神社の一人息子らしい発想だった。

しかしこの儀式によって、本当に神様らしきものが現れてしまう。
その高貴な佇まいに威厳すら感じさせられるそれは、古めかしい口調で祐理に滔々と語り始める。
この地に封じられた、太転依(たゆたい)という物の怪たちの物語を――。

そして迎えた、始業式の日。
あの夜、学校に忍び込んでいたことについてフローレスの生徒会長・如月美冬に追及されながら、祐理は
昨夜の不思議な出来事を気に掛けていた。
そんな彼の前に、同じ年頃の女の子が現れる。
戸惑う祐理に、彼女がいきなり言い放つ――。

『さあ、五百年越しの夢を叶える時です!
人間と太転依が共存できる新しい世の中を”私たち夫婦で”切り開きましょう!』

その彼女『ましろ』の登場により、風雲急を告げる祐理の学園生活。
幼馴染のアメリは嫉妬で拗ねてごねまくり、三九朗は何の役にも立ってくれない。
妹同然に育ったはずのゆみなには、ましろとの仲を誤解されて嫌われて、美冬には猜疑心満載の視線を向
けられて追いかけ回される。
そして当のましろは空気も読まずにベタベタしっぱなし。
彼女は一体何者なのか? そもそも太転依って何なんだ? 泉戸祐理の明日はどっちだ! 

(コメント)

基本的な流れは、ヒロイン4人の関係シナリオ後に個別ルートのシナリオのような流れ

例:ましろシナリオ→ゆみなシナリオ→アメリシナリオ→美冬シナリオ→ましろ個別シナリオ

戦闘シーンもありますが、戦闘後の対立理由みたいなものが笑いの方向へ行っているの
でバトル物というよりは、バトルコメディーのような感じになっています。
その反面、日常のデートシーンなどが少なめ、そういう純愛物のような展開を求めてる
方は避けた方がいいかもしれません。

シナリオ自体は悪くないのですが、各ヒロインのシナリオが全ルートで共通しており1人
クリアしてしまうとラストの個別ルートに入るまで2人目からほとんど既読になってしまう点が残念
(内容はほとんど同じで、個別ルートのヒロインのシーンやセリフを増やしたり差し替えたりといった感じ)


 【システム】  【評価】:      90         点

■システム(機能)

・Hシーン回想
・CG回想
・ボイスカット・個別調整
・エフェクトカット・調整
・メッセージ速度調整
・オートモード・速度設定
・未読スキップ
・クイックセーブ&ロード
・バックグラウンドでの動作
・サムネイル(セーブ/ロード画面)
・ジャンプ機能(シーンスキップ)
・右クリック・キー等の割り当て
・ウィンドウモード(800x600)


■システム(コメント)

Hシーン以外もシーンごとに回想があり、BGM鑑賞でボーカル入り曲も一部除けばFULLverで聴けます。
スキップも、通常スキップとシーンスキップがあり、他にも自分の好きなところを録画もできます。
また、進行中にBGMが変更できたり、バックログから前に戻れたりなどシステム面ではかなり充実しています。

 【サウンド】  【評価】:      78         点

テンポの良いBGMや神秘的な感じのするBGMが多く、個人的には気に入ってます。
作品の雰囲気にとても合っており、シナリオを盛り上げる要素のひとつになっています。

また、ボーカル曲は全8曲

OP×1
OP2×1
キャラ挿入歌×4
END×1
オマケシナリオEND×1

という構成です。

 【グラフィック】  【評価】:      75         点

CGは、差分除き155種類(カットイン含む)、背景が34種類です。
各キャラのCG枚数は、ほぼ同じ
イベントシーンCGとHシーンCGの比率は5:5といったところです。
原画はいつもの「萌木原ふみたけ」さんです。

 【実用関係(グラフィック、他含む)】  【評価】:      70         点

■実用(シーンの種類)

・ラブラブ
・フェラ
・器具(バイブなど)

■実用関係(コメント)

通常のHシーン以外にもロッカーの中でのシーンや、野外でのシーンがあります。
また、1人のヒロインが3人になるファンタジーなHシーンもあります。
シーン数は各ヒロイン4シーンの計16シーンです。

 【総評】  【評価】:      72         点

シナリオの展開、テンポ自体は悪くなく、さらにはBGMやシステム面も良かったのです。
しかし、シナリオの全体ボリュームが全然少なく、1人クリアしてしまうとスキップでほ
とんど終わってしまうという点が非常に残念。

せっかく分岐が早いうちにきまってしまうのだから、もう少し個別ルートを長くとってほしかったかな
もしくは、分岐をラストのほうにして、長い1本筋のシナリオするとか・・・

何度もいいますが、シナリオ自体は悪くありませんし、個人的には好きです。
しかし、全体のボリュームを見るとあまりオススメできないのが現状です。



■空さんもこの作品のレビューを書いておられます。興味のある方はこちらへ■

「タユタマ -kiss on my deity-」 2008年6月27日発売!

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